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一般教育課程准教授 増冨 和浩

2012.05.24

【ことばの森へ来てみませんか?】

高校生の皆さん、こんにちは(^o^)/
一般教育科の増冨と申します。私は大学では主に1・2年生の英語の授業を担当しているのですが、実は私の専門はもう少し広くて、『英語学』という分野です。
あっ! 高校生の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんね。大学の教員は毎日の授業で担当している科目より少し広い分野を研究している場合が多いのです。
例えば、私の場合も、英語の授業をしていますが、日頃は『ことばって、何だろう?』『人はいつことばを身に付けたのだろう?』『人はなぜことばを理解できるのだろう?』な~んてことを考えています。
こんなことを考えている人たちのことを『言語学者』と言っていますが、このような疑問を主に英語について研究している人たちを『英語学者』と言います...
ということで、私の専門は『英語学』なんです。今日は皆さんに、私の頭の中にあるイメージの世界(私は“ことばの森”と呼んでいるのですが)をちょっとだけ紹介しますね~(^_^)vv

 さて、私がいつものように“ことばの森”を散歩していると、向こうの方から何か不思議な英語がやって来るのに気付きましたよ。それはAmerican history teacherという英語でした...
 さぁ、皆さん! この英語はどんな意味でしょう?...「アメリカ人の歴史の先生」ですか?...そうですね~! でも、意味はそれ1つだけでしょうか?...下の(1)や(2)ように考えてみましょうか!(^_^)..

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実は、頭の中で単語がどのように結びつくかによって、意味も変わってくるのですね~! こんなふうに、1つの英語の意味が本当は2つもあるって、何か~不思議じゃないですか? あっ、“頭(脳)の中”と言ったのは、上の図(1)、(2)のような山型の線は目では見えないって意味なんですけどね(^o^)v

 さてさて、また歩いていると、今度はEveryone loves someoneというこれまた不思議な英文に出会いました。この場合はどうでしょうか?...う~ん、今度も意味が2つあるのでしょうか?...いやいや、今度の意味は「誰もが/みんなが誰かを愛している」と、1つみたいですね。(*^_^*) でも、ちょっと待ってくださいよ~...この英文を聞いたとき、皆さんの頭の中には下のような2つのイメージが浮かびませんか?

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1つは、Aさん、Bさん...Zさんは、それぞれ別々の人を愛しているというイメージ(図(3))で、もう1つは、Aさん、Bさん...Zさんの全員が、同じ1人の人を愛しているというイメージ(図(4))です。
 余計なことですが、(4)の場合は恋の行方が少々気になりますよね(^_^)(笑) まあ何はともあれ、英文は1つなのに頭の中には2つのイメージを思い浮かべられるなんて~またまた不思議じゃないですか~\(^o^)/...

 ここでちょっと硬い言い方をすれば、そもそも、私たちは脳の働きによってことばを理解できるのですから、これらのことばの不思議を正しく説明するには、人が生まれながらに持っている“言語の能力”というものを解明する必要があるのですが...脳の中で“ことば”がどのように処理されているかを、私たちは直接目で見ることはできませんから、これらはなかなか手ごわい問題なんですよ~実はね。しかし、あえてそこに挑戦する!って~考えるだけで、何となくワクワクしませんか~? 近い将来、きっと『ことばとは何か』ということが説明される時が来ると思いますよ~!!(^o^)v 

 ...という感じで、いつも私は“ことばの森”を歩き回って、
いろんなことばの不思議との出会いを楽しんでいま~す。

皆さんも、私と一緒にことばの森に来てみませんか(*^_^*)

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