ミヤガクのことがわかる絶好のチャンス!オープンキャンパスに行こう

人間文化学科准教授 土屋純

2008.12.09

みなさんこんにちは。人間文化学科で人文地理学を担当しています土屋純です。
 私は、世界各地における流通システムについて研究しています。海外へ調査旅行に出かけることが多く、最近ではバングラデシュに訪れて定期市や商店街について調査研究しています。また、国際学会に参加して研究発表もしています。英語は流暢に話すことはできないのですが、日本で英語のシナリオを書いて、学会でプレゼンテーションしています(伝わっているか心配ですが・・・)。
 海外ではいろいろな風景,人々に出会うことができます。そうしたときはカメラを向けて,味わった感動を日本へ持ち帰ろうとします。そうしていくうちに撮りためた写真は数知れず。ここ10年ぐらいはデジカメを活用しているので,その数はうなぎ上りです。
 ここから、私土屋がここ数年に撮影した写真をご紹介したいと思います。アジア、ヨーロッパの雰囲気を感じていただければと思います。

08120901_0

楽しそうに働くバングラデシュの男の子

バングラデシュの子どもたちはとても活発。どこにいっても元気な声が聞こえます。日本では、子どもたちの元気な声が聞けるのは、保育園など限られた場所になってしまいました。バングラデシュのカンチャンプール村で、蓮の花を運んでいる男の子に出会いました。その生き生きとした顔を見て、とっさにシャッターを切りました。
 蓮の花はバングラデシュの国花で、ベンガル語で「シャプラ」といいます。雨期になるとバングラデシュの農村は、毎年必ず洪水がやってきて、多くの土地が水面に覆われるのですが、池や田んぼの水面に可憐な蓮の花を見ることができます。大きく育った蓮は、食用として収穫されます。カレー風味で炒めるのですが、シャキシャキしていておいしいですよ。市場で売るために運んでいるのでしょうか、とっても生き生きとした姿を撮影することができました。元気よく働く子どもを見ることができ、とっても嬉しい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

08120902_0

ドイツ、リューベックの街角

  2006年夏には、国際歴史地理学会で発表するためにドイツを訪れました。ドイツの古い町並みは、どこに行ってもきれいに保存・整備されています。街を散策するとタイムマシーンで中世に戻ったような感覚になります。リューベックの古い町並みは、1998年に世界遺産に登録されました。北ドイツの港町で、かつて塩の貿易で栄えていたため、現在でも立派できれいな町並みが残されています。

 リューベックの街を歩いていたら、ドキッとした風景に出会いシャッターを切りました。なんと煌煌と輝く「TATOO」の看板が。こうしたタトゥーのお店は、ヨーロッパの町では結構見かけます。タトゥーは、労働者階級の人々の間で定着している「文化」であり、プロサッカー選手のベッカムを見てもわかるように、さまざまな意味をこめて肌に彫り込みます。日本では、入れ墨の専門店に滅多に出会うことがないので、こんなおとぎ話のような街の中で、という気持ちでした。しかも、「TATOO」のネオンサインがきれいに浮かび上がっていたので、とっても印象に残っています。

 

 

 

08120903_0

中国、福州市のスーパーマーケット

中国は近年、急激な経済成長を遂げています。人々の生活も豊かになっており、特に上海などの大都市では、ビル建設が盛んで、日本とかわらない近代的な町並みを見ることができます。
 中国へは、2005年に日中地理学会に参加するために訪れました。中国の地理学会の方々に福建省や広東省の各地を案内してもらいました。自由時間のときに、人々の食生活を感じるためにスーパーマーケット(福建省福州市)に入ったところ、ちょっとした違和感を感じたのでシャッターを切りました。なんと、スーパーマーケットの出入り口にセキュリティシステムあり、加えて監視する店員が目を光らせていたのです。店員に見つからないよう、素早く写真を撮ってしまいました。
 万引きが未だ多いということなのか、混雑するのをコントロールするためなのか、同じスーパーマーケットでも国によって違うのだなあ、と思いました。日本では当たり前のスーパーマーケットですが、中国では普及してまだ10年ぐらいしか経っていません。激しい変化を遂げている中国の一面を垣間みることができました。

 

「見ること」は「感じること」
 このように、私は写真を撮るのが好きです。異国の地での旅は、いつもドキドキしながらシャッターチャンスを探しています。違和感を感じたときには、その気持ちを写真とともに持ち帰ろうとします。こうして取りためた写真を振り返りながら、私は研究を進めています。
 「見ること」はとっても大切だと思います。注意深く見ていれば、いろいろな発見をすることができます。発見は旅の醍醐味であると同時に、考えるきっかけにもなります。みなさんも、海外旅行に出かけて、いろいろな刺激を受けてきませんか。

人間文化学科で自分の感性を豊かにしませんか?
 人間文化学科の特徴を一言でいえば、「古今東西」さまざまなことを学べることでしょうか。過去に思いを馳せることもできるし、世界のさまざまな生活を理解できます。各教員は、それぞれの専門に従って授業していますが、共通していることは、学生さんたちに「感じる心」や「豊かな感性」を養ってほしいということです。
 歴史学、宗教学、言語学、社会学、地理学、経済学、幅広い教養を身につける場所が「人間文化学科」です。ここには大学でしか学べないことが多くあります。人間文化学科で学んでみませんか?

エッセイ トップへ

リレーエッセイの記事